SCCありがとうございました。

またお久しぶりになってしまいました。。。

スーパーコミックシティご参加の皆様お疲れ様でした。荒天かと思われましたが、皆様のパワーなのか、今空海様のオレの男の誕生日を荒れた日にさせてなるものかという執念なのか、思ったほどの天気ではなく、サークル参加者としてもほっとしています。

事後になってしまいましたが、Regulusでも参加させていただきました。新刊既刊ともにお手にとって頂いた皆様、スペースにお立ち寄りくださった皆様、ありがとうございました。なんとか新刊も出すことができてほっとしております。

今回オメガバースというテーマで書きましたが、あまり抵抗なく手にとって頂けたのかなあという印象でした。設定はアレですが、中身はいつものウチの本ではございます。楽しんで頂けましたら幸いです。通販も始まっておりますので、ぜひご利用頂ければと思います。

以下、本に載せられなかったフリートークをペーパーに掲載いたしましたので、よろしければどうぞ。新刊読後にご覧頂くことをお勧めしますが、大概くだらない話です。

(折りたたむ機能が作動せず、無駄にだらだらと長く申し訳ございません……)

こんにちは。Regulusの高取と申します。このたびは拙本をお手にとって下さりありがとうございます。今回本の中にトークを入れられなかったために別紙ペーパーを作成いたしました。

環結から一ヶ月後のとある日。私とTさんは新橋のいきつけのカフェで頭を抱えておりました。議題は五月の新刊どうするか問題。環結で満たされてしまってまったく入る隙もなくなってしまって萎えた二次妄想脳をどうやって勃起させるのか、一日延々話しても全く答えがでませんでした。

「えーい、こうなったら、エロでいく!部屋から一歩も出ないエロ!そしたら何も設定とか考えなくてもいい!」

と半ば自棄になって喚いたのが、今回の本の元となりました。で、Tさんに表紙をお願いした際、じゃあ私オメガバース書く、って言ってしまって今回の本が始まったのでした。

『花闇』 通称女郎蜘蛛(Tさん命名)

手塚治虫の奇子みたいな、因習めいた暗い妖艶で濃密なお話を書きたかった…のですが見事玉砕しました。まったくのノープランから実質一週間程度で書いた話で、土日でプロット書き、平日はほぼ原稿できず次の土日でほぼ書きあげた、という。自分でもびっくりしましたが、多分まぐれです。直江しか見ないように育成された高耶さんという私の書く話に頻出の設定なのですが、オチまでTさんが考えて下さったので(笑)大変楽でした。

花闇の直高は、今まで書いてきた中で一番あれこれ楽しんでいるカップルなんじゃないかと思っていて、刺激の足りない高耶さんのために色んなプレイしたり教え込んだりしている気がします。お道具抱えて蔵に通う直江。女王化する高耶さん。イイ……。

作中の会社云々の話は薄目で見てくださると幸いです(急ごしらえの薄い設定ですので)。小太郎は高耶さんの代わりに銀行いったり、税務署いったり税理士さんやコンサルタントと会ったり、実務的なことをやらされているんだろうなあ。大変だろうなあ…。人使いの荒い北条兄弟。そこは似ている兄弟。絶対認めないでしょうが。

『NO FEAR』

こちらはまるっと二カ月以上かかりました。三回以上書きなおしたかな。最初は高耶さんが北条の末子の設定で、兄貴に騙されて政治的に売られる話でした。でも花闇で北条を出すので方向転換し、そこからかなり迷走しました。ホテルはマン○リンオ○エンタルのスイート。最近の東京のハイクラスホテルのスイートは外国人向けなのか和風テイストのインテリアが多く、そうじゃなくてもっとアーバンでモダンなやつ!似非ヨーロピアンでもデコラティブでもないやつ!と探すのが結構大変でした。あ、私、ホテル書く時はサイトでイメージ写真を探すのですが、そういうことをするのは私だけでしょうか……。

ベルボーイを楢崎で書いたのは、完全にcannaさんの影響です。だって楢崎でギャグ描くっていうからw あと立ちバックなのも完全にcanna先生のせいです。夜中に元気だせと直高エロ画像が送られてきたからです。

色部さんは完全に笠原さん(ミラステの色部さん)のイメージで書きました。ここ書くのはすっごい楽しかった。直江は本当にコーヒー農園買って豆から経営に乗り出してくれたらいいなあ。というか高耶さんのためならなんでもするよこの男。間違いなく。直江は高耶さんの淹れた美味しいコーヒーが飲めていいなあ。

オメガバースは読んだことはあっても自分で書くとは全然思ってもみませんでした。差別的要素が避けられないのと、男性にわざわざ女性の役割を持たせることの理由がよく理解できなかったので。同性同士の優劣の付け方や挫折や敗北のほうが萌える…って思っていたし、あきらかに最初からハンデありだと、どうしても弱い方が庇護者になってしまうので、そこはどうなんだろうと。でも書き始めてみると結構楽しくて。私なりのジェンダーの考え方などにも直面して、考えることも多かったのですが、書いてみて良かったなあと思います。

それと肉体の性質に寄る所が大きいということで、性欲に素直で、欲求を口にする高耶さん、っていうのは私の中では書きやすかったです。全部ヒートのせいっていう理屈は大変ありがたかった。パラレルを書く上で、原作の四百年の設定なしに同性に魅かれる必然性をどうやって書くのか、ということをずーっと悩みながら書き続けてきました。なのでそういう意味では肉体の欲求に逆らえない直高、っていう理屈付けは、非常に助かりました。

それと、上司との雑談で、『赤ん坊が可愛いのも長子より末子がかわいがられるのも、育ててもらうための生物学的な生存戦略である』という話を聞いて、なるほどなあ、と。そこから弱い立場であるオメガという性が生き抜くためについて掘り下げてみたいなあと思ったのでした。

このために商業・Pixivなど教本となる話を求めて色々読みましたが、派生が色々ありすぎてわけがわからなくなりました…。ルールも設定もまちまちで、話ごとに違う。なので結局自分で決めていいんだ、と割り切って今回の話になりました。オメガバースが好きな方には私の書いた話を楽しんで頂けるかは正直わかりませんが、私なりに折り合いを付けた結果です。

それと、Tさんとの会話で共通の好きな同人作家さんの本の話になり、そこにインスパイアされたイメージもありました。もう伏せてる意味ないTさんことLoveJunkieの徳川綾子様、ありがとうございました。素敵なイラストに大いに発奮しました!そして徳川さんの表紙にヘボな写植は嫌だ……ということでスイさんにデザインのお力添えを頂きました。スイさんのセンスには全幅の信頼を置いておりますので、安心してお願いできました。ありがとうございました。拙本を少しでも楽しんでいただけたら幸いです。

2018/5/3 Regulus 高取


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です